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◇心臓震盪(commotio cordis コモシオ コルディス)とは?
心臓震盪は胸部に衝撃が加わったことにより心臓が停止してしまう状態です。
多くはスポーツ中に、健康な子供や若い人の胸部に比較的弱い衝撃が加わることにより起こるのですが、あまりよく知られていません。
心臓震盪は衝撃の力によって心臓が停止するのではなく、心臓の動きの中で、あるタイミングで衝撃が加わったときに、致死的不整脈が発生することが原因と考えられています。
アメリカでは2002年に128例の心臓震盪症例のデータが集積されましたが、多くは18歳以下に起こっています。子供は胸郭が軟らかく、衝撃が心臓に伝わりやすいからです。野球やソフトボール、アイスホッケー、ラクロスなどの球技や、アメリカンフットボール、サッカーなどコンタクトスポーツにおいて発症していますが、日常の遊びのなかでも起こり得ます。ドッヂボールやサッカーボールの胸でのトラップなど大きく柔らかいボールでは発症しないようです。日本では報告もほとんどなく、実態を把握できていません。
私たちが知り得た日本国内の症例は12例(2005年5月31日現在)で、野球のボールが当たり発症したのが7例、ソフトボール(革製)が1例、拳が1例、手掌が1例、肘が1例、バットが1例です。10例が17歳以下の子供に発症しています。この中に、心臓マッサージと早期除細動処置により心拍が再開し、社会復帰した人が二人います。また、1例は心室細動ではなく、完全房室ブロック(脈が遅くなる不整脈)でした。
◇心臓震盪から命を救うために!
野球やソフトボールをする時は、まわりに子供が遊んでいないところでするように指導しましょう。子供達に周囲の人への配慮や優しさを教えることも大切です。バットを振るときも近くに人がいないか確認するように教えましょう。
発症を予防するにはヘルメットなどで頭部を衝撃から守るように、胸部も衝撃から守る事が必要です。空手やアイスホッケーなどではもちろん、野球でも胸にパッドを当てるなどの工夫が必要です。現在、メーカーも製品を試作中です。もしも発症してしまったら
一刻も早くBLS(一次救命処置)を開始することです。特に、心室細動に対し除細動を実施することです。ですから、子供たちの指導者はもちろん、子供たち自身や関係者はBLSを実施できるよう定期的に訓練を受けるべきです。また、AED(自動体外式除細動器)をスポーツ現場や公共施設などに常備すべきです。
心臓震盪から子供を救う会
もっと詳しい内容は、下記のPDF資料をご覧ください。
2008/02/16UP 「日本集中治療医学会学術集会、市民公開講座」 講演データー
上記の講演データーには、最新の心臓震盪の事が詳しく掲載されています。
2008/02/12UP 心臓震盪症例集
2006年作成 輿水先生作「AED簡単説明」
2006年作成 輿水先生作「命の大切さ」
会員作成テキスト類
2007/12/07UP 2007心臓しんとうの動向
2007/02/09UP 新スポーツ救急蘇生法A4冊子タイプ
G2005救命講習テキスト1(小学校用)
救命講習テキスト2(小学校用)
こちらも参考にして下さい。