医療関係者・消防職員を除く一般市民による救命事例(抜粋編)
心臓震盪から子供を救う会 会員纏め
事故年月 | 都道府県名 | 場所 | AEDの有無 | バイスタンダーCPR | AED使用者 | 救命状況 |
2008/05/09 | 尾張旭市 | 路上 | なし | 宅配便運転手 | 到着した救急隊 | 尾張旭市の路上で、持病の不整脈が悪化して心肺停止状態に陥った女性が、通りかかった宅配便運転手の適切な心臓マッサージなどで回復し、奇跡的に後遺症もなく、30日退院した。 この女性は、同市狩宿町の滝多美子さん(70)。9日午前10時ごろ、家を出た直後、不整脈のため意識を失ったが、配達中のヤマト運輸瀬戸旭エリア支店の杉本浩一さん(48)と小野逸子さん(37)が発見。消防の救急隊派遣を要請するとともに、杉本さんが防火管理者の資格取得のために覚えた心臓マッサージを繰り返し行った。約7分後に到着した救急隊は、AED(自動体外式除細動器)による救命措置を行い、搬送された瀬戸市の公立陶生病院で心臓カテーテル治療を施した結果、滝さんは12日未明に意識も回復した。 |
2008/03/10 | 摂津市 | 府立摂津高校内 | あり | 教職員 | 教職員 | 3月10日午前9時50分ごろ、同校で清掃担当職員として勤務していた男性(70)が突然倒れた。驚いた同僚が助けを求めたところ、西田さんが玄関にあったAEDを持ってきて、小原さんが処置した。男性は心肺停止状態で心筋梗塞(こうそく)とみられたため、救急隊員が男性を病院に搬送。病院到着時には会話可能なまでに意識が戻り、男性は約2週間で退院できた。同消防本部は「素早いAEDの処置がなければ、ここまで早い回復はなかったはず」と話している。 |
2008/02/27 | 島根県出雲市 | 市立浜山中学校 | なし | 教職員による | 救急隊による助細動実施 | 二十七日午後五時十五分ごろ、出雲市松寄下町の市立浜山中学校(公田節雄校長、四百五十二人)のサッカー部に所属する三年男子生徒(15)が、校庭で部活動の練習中に急に倒れ心肺停止状態になり、病院に運ばれた。 男子生徒は、二年生部員や同じように練習に自主参加していた三年生と、五人対五人のミニゲーム形式の練習をしていたところ急に倒れ、あえぎ呼吸の状態であったことから、主顧問らが担架で保健室へ運び、保健室で心肺停止状態になったため、五時十八分に救急に通報、同時に養護教諭ら四人が交代で人工呼吸、心臓マッサージを始めた。 救急車が到着後、救急隊員がAED(自動除細動機)による措置を実施。その後到着したドクターカーの医師が処置を施し、五時四十四分に県立中央病院へ搬送。出雲市教育委員会によると、同校の教頭と養護教諭が三日午後一時半ごろに入院先の県立中央病院を見舞った際、男子生徒の母親や祖父母から、男子生徒の名前を呼んだ時に男子生徒がうなづき、反応が見られたと報告があったという。 |
2008/2/14 | 愛知県同市東栄町 | ビリヤード場 | なし | 一般市民 | 救急隊による | 14日午後1時50分ごろ、同市東栄町のビリヤード場「ゼスト」で、心筋梗塞のため意識を失った。その場に居合わせた20代の男性客が、心臓マッサージを繰り返し行った。13分後に到着した同市消防署救急隊は、AED(自動体外式除細動器)による救命措置などをしたうえ、瀬戸市の公立陶生病院へ搬送した。奇跡的に後遺症もなく、21日退院した。 |
2008/2/上旬 | 香川県高松市鹿角町 | 付属高松中学校 | あり | 同僚の教職員 | 保健体育科の教諭 | 香川県高松市鹿角町の付属高松中学校(柴田昭二校長)で2月上旬、心臓発作を起こし心肺停止状態になった男性教諭が、同僚によるAED(自動体外式除細動器)を使った救命措置で一命を取り留めていたことが分かった。男性教諭は後遺症もなく順調に回復し、3日、入院先の香川大医学部付属病院(三木町)を退院。自宅療養を経て来月にも現場復帰できる見通しという。 無事、回復したのは、内原良二教諭(46)。学校関係者の話によると、内原教諭は2月5日の放課後、美術研究室で突然意識を失って倒れ、居合わせた数人の同僚が気道の確保や119番通報などを実施。その後、保健体育科の河田哲也教諭(39)がAEDで電気ショックを与え、救急隊員が到着するまで懸命の心臓マッサージを行った。 |
2008/2/6 | グアム | ボクシング選手キャンプ地 | なし | ボクサー | なし | 事件は現地時間午前10時ごろ起こった。ベビーカーに乗せていた幼い我が子を見失ったと、母親が叫びながら右往左往。ただごとではないと感じ取った帝拳の9選手と大和心トレーナーは即座に捜索を開始した。池で意識を失って浮いている幼児が発見され、家族があわてて引き上げると選手らは一目散に施設内を走った。救急車の手配、各所への連絡…。佐藤はホテルのフロントに事態を告げると猛ダッシュで現場に戻り、意識のない子どもへの心臓マッサージを始めた。数分後に子供の呼吸が戻ると、周囲からは拍手が起こった。 |
2008/2/5 | 京都府亀岡市 | 会議中 | あり | 自衛消防隊 | 同左 | 2月5日午前11時40分ごろ、同本部で会議中の男性職員(59)が突然崩れ落ち、心肺停止状態に陥った。「AED!」と声が上がり、別の男性職員が設置場所に走った。
同時に、もう1人の男性職員が心肺蘇生(そせい)術を始め、約3分後にAEDが到着。衣服を脱がせ、上半身にパッドを張り付けて電気ショックを与えると、心臓が動き始めた。倒れた男性職員は3月末に職場復帰したという。 |
2008/01/15 | 仙台市 | パチンコ店内 | あり | パチンコ店員 | 同左 | 心肺停止となった男性(49)に自動体外式除細動器(AED)で救命処置を施し、命を救ったとして、仙台市泉区七北田の「パチンコ パラディソ泉店」(菅達也支配人)に感謝状を贈った。男性は1月15日、パチンコ中に心肺停止となり店内で倒れた。従業員が素早くAEDで心肺蘇生(そせい)を試みたところ、男性の呼吸が戻り、救急車の中で意識が回復した。男性は2月に退院し、現在は後遺症もないという。 |
2008/1/4 | 愛知県 | スポーツクラブ内 | 不明 | スポーツクラブのインストラクター4名 | 不明 | 1月4日午後、クラブを訪れた常連客の男性(60)がいきなり倒れ、意識を失った。スポーツクラブのインストラクター4名の中の一人が119番し、1名が消防署員の電話の指示に基づいて心臓マッサージ。2名も救急車が駆けつけるまで男性を見守った。 4人とも消防などで応急手当ての講習を受けていた。応急手当てが功を奏し、男性は2月10日に退院した。 |
2008/1/2 | 愛知県 | ため池転落 | なし | 父親 | 不明 | 愛知県設楽町のため池に転落し、10分以上心肺停止になり約5日間意識不明が続いた保育園児の玉越光ちゃん(3つ)=同県田原市=が22日、元気に回復し、静岡県立こども病院(静岡市)を退院した。後遺症などもないという。 光ちゃんは今月2日、正月で祖母宅に滞在中に近くのため池に転落。立佳さんが助けるまで、10分から30分心肺停止状態だったとみられる。 |
2007/12/21 | 北海道北広島市 | 北広島市総合体育館 | あり | 施設職員 | 同左 | 12月21日午後三時五十五分ごろ、館内にあるランニングコースの利用者から「男性が倒れている」と体育館事務所に通報があった。市教委体育課の山田隆二課長ら事務所にいた職員四人が手分けをして、119番通報や救急車の誘導を行う一方、AEDと心臓マッサージによる救命処置にも当たった。 AEDを設置して1ヵ月以内に救命事例が発生した。 |
2007/12/18 | 大阪府高槻市 | 量販店駐車場 | なし | 近くに住む主婦5人 | 救急隊により実施 | 5人は昨年12月18日夕、子どもをワゴン車でダンス教室に送る途中、立ち寄った同市奈佐原2の量販店駐車場で、男性が倒れているのを目撃。准看護師の資格を持つ林さんが駆け寄ると、男性の呼吸は止まり、口元がけいれんしていた。そのため、衣服を脱がせて背中にカバンを敷き、「息をして」などと必死で呼びかけながら、人工呼吸や心臓マッサージを繰り返した。 他の4人は救急車を呼んだり、店員に知らせたり、車内の子どもの面倒をみたりと役割を分担して支援。約5分後、到着した救急隊員が電気ショックなどの救命処置を行うと、男性は自発呼吸を再開。搬送後、呼びかけに応じるまでに回復し、10日後に退院した。 |
2007/12/14 | 北海道豊浦町 | 老人福祉施設 | あり | 職員 | 同左 | 12月14日井口選手とソフトバンク和田選手が老人福祉施設に訪問した際に井口選手から目録を受け取った幸清会の大久保幸積理事長は、「午前中に豊浦の施設で利用者の呼吸が止まったが、AEDを使い息を吹き返した」ことを伝え、寄贈に感謝。利用者から花束を受け取った両選手は笑顔を見せた。 |
2007/11/30 | 釧路市 | 自宅 | なし | 不明 | 救急隊による除細動 | 今年11月、自宅で心肺停止状態に陥った釧路市の男性が、釧路市消防本部救急隊による除細動器を使った措置で蘇生し、その後何の後遺症もなく、社会生活に復帰したことが分かった。 |
2007/11/29 | 信濃町駅 | 電車と接触 | 駅にあり | 慶応学生 | 不明 | 昨年11月29日、信濃町駅で電車と接触し、心肺停止状態に陥った男性の救助を行った、駅員にAEDの使用を依頼し、そばにいた男性と2人で救急隊員が来るまで心臓マッサージを行い、救命に努めた。 |
2007/11/15 | 山口県別府市 | 工場内 | あり | 同僚3名 | 同左 | 車両組立作業終了後,男性19歳が心肺停止で倒れ同僚が心肺蘇生法を実施,場内救急車両に搭載されていたAEDを使用して除細動実施,その後心拍再開し,後遺症もなく退院される見込み |
2007/11/14 | 和歌山県上富田町岡 | ラビーム白浜ゴルフクラブ | あり | 応急手当普及員とゴルフ場関係者 | ゴルフ場関係者 | 上富田町岡、ラビーム白浜ゴルフクラブ(神田集支配人)で11月、プレー中の田辺市中万呂、打越週末さん(64)が心臓発作を起こした。一緒にプレーしていた同市上の山2、会社員、木村仁一さん(51)の通報で、従業員が備え付けのAED(自動体外式除細動器)を持って急行、打越さんは一命を取り留めた。11月14日の月例コンペで、打越さんらはたまたま同じ組。13番ホールにいた午前10時48分ごろ、打越さんが突然倒れた。日赤の救命指導員の資格を持つ木村さんは、携帯電話でクラブハウスにAEDを届けるよう要請する一方、現場で人工呼吸を続けた。 数分後、フロントの小倉弘行さん(30)が駆け付け、AEDを操作。間もなく到着した救急車に引き継いだ。 |
2007/11/13 | 兵庫県西宮市 | コナミスポーツクラブ本店 | あり | 施設のスタッフ6名 | 同左 | 西宮市消防局は12月20日、コナミスポーツクラブ本店西宮(同市高松町)で意識不明になった客をAED(自動体外式除細動器)を使うなどして救助したとして、店長ら6人を表彰した。 11月13日、プールから出た直後に倒れて意識不明になった男性客(当時61歳)に対し、救急隊員が到着するまでの間、心肺蘇生など適切な応急手当てを行った。 |
2007/11/12 | 川崎市多摩区 | 路上 | あり | 一般市民の5人 | 同左 | 川崎市多摩区の路上でトラックを運転中の男性が心肺停止状態に陥り、たまたま居合わせた通行人が自動体外式除細動器(AED)などを駆使して心肺蘇生(そせい)を施したうえ、救急隊員らに引き継いで一命をとりとめる出来事があった。 十二日午後一時二十分ごろ、多摩区役所前の路上でトラック運転手の男性(59)が意識を失い乗用車と接触して停車。市内の会社で自営消防隊に属する竹村さんと、スポーツクラブで救命講習を受けていた宝達さんが別の男性と協力して運転席から救助し、心臓マッサージを行った。
さらに十月にAED講習を受けたばかりの片野さんがそばの区役所からAEDを持ち出し、別の女性と二回ほど通電。駆け付けた消防隊と救急隊に引き継ぎ、四回目の通電で蘇生したという。 |
2007/11/12 | 広島市 | 自宅 | なし | 不明 | 救急隊による除細動 | 11月12日朝、男性が自宅浴室で倒れ、家族から119番があった。同署の大手救急・警防隊の7人が男性の心肺停止を確認し、電気ショックを4回繰り返したが、脈は戻らなかった。このため、救急救命士が医師とも連絡を取り、アドレナリンを投与。再び電気ショックを与えたところ、脈が戻った。男性は搬送先の病院で順調に回復し、12月に退院した。 |
2007/11/3 | 名古屋駅新幹線ホーム | 駅構内 | あり | 一般市民3名 | 同左 | 11月3日午前11時頃、連休を利用して長野へ帰省する際、途中の名古屋駅新幹線ホームで心肺停止状態の男性とその男性に救命処置を実施している女性に遭遇しました。心臓マッサージ開始から数分後、別の男性協力者よってAED(自動体外式除細動器)が現場に到着し、協力してAEDによる電気ショックを与えたところ、自発呼吸を認めるまで回復しました。その後、到着した救急隊員に患者を引き継いだ |
2007/10/31 | 千葉市 | 飲食店内 | あり | 海上保安官 | 救急隊により実施 | 海上保安官の村瀬さんは,千葉市若葉区の飲食店内で意識を失い倒れた男性客に人工呼吸・心臓マッサージを施した。救急隊が到着後AEDによる電気ショックを実施,男性客は順調に回復され退院の見込みも立った。 |
2007/10/28 | 大分県米水津 | イベント会場 | なし | 一般市民 | 不明 | 福原さんは10月28日に米水津であったイベント会場で、倒れた63歳男性に対し、救急車が到着するまでの約5分間心臓マッサージをし助かった。福原さんは「救命講習を何度か受けていたのが役立った」と話していた。 |
2007/9/30 | 東京都 | スポーツセンター | あり | 友人二人と施設職員 | 同左 | スポーツセンターで剣道を行っていた50歳代の男性が心肺停止状態となりました。現場に居合わせた友人2人がすぐに心肺蘇生を行い、施設職員がAEDを搬送して除細動(電気ショック)を1回実施しました。 その後も心肺蘇生を続けたところ、呼吸と脈拍が再開し、救急隊が病院へ搬送する前に意識が回復しました。 |
2007/9/30 | 東京都 | 路上 | 無し | 警察官3名 | 救急隊による除細動実施 | 路上で60歳代の女性が倒れ心肺停止状態となりましたが、この現場付近に居合わせた警察官3名が気道確保と胸骨圧迫を実施し、救急隊に引継ぎました。 その後、救急隊が除細動(電気ショック)と心肺蘇生を実施したところ、病院へ搬送する前に呼吸と脈拍が再開しました。 |
2007/9/12 | 大阪市 | 自宅で入浴中 | なし | 両親 | 不明 | 大阪市天王寺区の西村天翔(そらる)ちゃん(4)は、先天性の心臓の異常「ファロー四徴症」などの障害があり、通院治療を受けている。 9月19日午前2時半ごろ、父将人(まさと)さん(32)が自宅の浴室で天翔ちゃんの体を洗っていると、天翔ちゃんはいきなり息苦しそうな表情に急変。その直後、人形のようにぐったりしてしまった。 真尋さんの頭をよぎったのは、2週間前、かかりつけの大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)で受けた心肺蘇生法の講習会だった。救急医と看護師がマネキンを使い、人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)の方法を丁寧に教えてくれた。「とにかく2回人工呼吸して30回胸を押すこと」。医師の言葉が鮮明に残っていた。 真尋さんは天翔ちゃんの胸を押しながら声を出して30回数え、口で2回息を吹き込んだ。将人さんと交代しながら、汗だくになって15分ほど繰り返すと、119番で呼んだ救急車が到着。救急救命士に引き継ぎ、救急車の中でも心肺蘇生処置が続けられた。 午前3時16分、救急車が同医療センターに到着すると、医師が天翔ちゃんに気管挿管して吐物を吸引。同29分に自発呼吸が再開した。 入院2日後にわかった検査結果はすべて問題なし。真尋さんは主治医から「呼吸が止まった直後から蘇生処置をしていなかったら助かっていなかった。後遺症なく回復できたのは奇跡のようです」と告げられた。 真尋さんは振り返る。「友人に誘われ、たまたま受けた講習だった。今になって初めてその大切さを実感した」 |
2007/9/5 | 福井県福井市 | JR福井駅改札口 | あり | 駅職員ら8名 駅長による人工呼吸と胸骨圧迫を実行 | 未使用 | 9月5日午前11時10分ごろ、改札口で集札していた丹羽さんが、近くで倒れ込む女性(34)を発見。駆け付けて声を掛けたが反応がなかった。山岸さんは丹羽さんの連絡を受け容体を確認し、事務室内の社員に大声で救急車の手配を要請。中谷さん、田中さん、高橋さんが消防署に通報した。 山岸さんの声を聞いた辻駅長は、女性が無意識で無呼吸と確認すると、山岸さんにAED(自動体外式除細動器)の準備を要請。辻駅長が人工呼吸と心臓マッサージを行い、女性は息を吹き返したという。AEDは使用せずに済んだ。 上山さんと稲木さんは蘇生現場が周囲から見えないよう毛布で囲んだ。女性は病院に運ばれる途中に意識を回復、大事に至らなかったという。 |
2007/9/4 | 沖縄県石垣市 | ホテル | あり | ホテル従業員 | 同左 | 心肺停止になった人に電気ショックを与えて正常な状態に戻す自動体外式除細動器(AED)で人命救助を行ったとして、町などは21日、小浜島のリゾート施設「はいむるぶし」の従業員3人に感謝状を贈った。一般の人がAEDで行った人命救助としては県内初だという。 感謝状を受けたのは袴田英史さん(34)と馬場裕彰さん(42)、豊口敏彦さん(42)。 町によると、3人は今月4日、清掃作業員(47)がはいむるぶしで突然倒れ、心肺停止になったため、AEDと心臓マッサージ、人工呼吸で助けた。 感謝状の贈呈式は21日午後、町役場で行われた。袴田さんは「どのように救助したのかはっきりとは覚えていない。(救助の時に)訓練通りにAEDを扱えるか分からないということを痛感した」と話した。 |
2007/8/31 | 新潟県新潟市 | 市東総合スポーツセンター | あり | 会社員・施設管理者・偶然居合わせた消防士ほか | 施設管理者 | 救護された同区の20歳代の男性会社員は、今年8月に同センターで開かれた大会に出場。試合中に胸に突きを受けて倒れ、心臓が停止した。 このため、大会役員の服部さんと川上さん、中村さんが交代で心臓マッサージと人工呼吸を行った。長谷川さんが会場に設置されていたAEDでの処置に当たった。 男性は一命を取りとめ、10日間ほどで退院した。現在はスポーツもできるようになり、普通の生活を送っているという。 |
2007/8/30 | 神意志高原町 | 国道182号路上 | なし | 一般市民 | 不明 | 事故で心肺停止状態となった三原市の無職男性(73)に心臓マッサージをし命を救ったとして、倉敷市のくらしき作陽大四年黒崎千恵美さん(22)と神石高原町の会社員大石裕次さん(48)を表彰した。8月30日午後、神石高原町新免の国道182号で、男性の乗用車が横転。男性は倒れて心臓が止まり、大石さんと黒崎さんが交互に心臓マッサージ。救急隊に引き継ぎ、男性は一命を取り留めた。 |
2007/8/21 | 北海道恵庭市 | 女子寮内 | あり | 専門学校生5人 | 同左 | 市内の専門学校に通う女子学生五人が八月、市内の女子寮で、突然倒れて意識不明になった友人の女性(20)に、人工呼吸などの迅速な応急処置を施した。女性は病院に運ばれたが、大事に至らなかった。 五人は同じ寮に住んでいる。 八月二十一日の午前九時前、鷲見さんの携帯電話に友人の女性から「SOS」と書かれたメールが入った。鷲見さんは自室で倒れている女性を見つけ、119番通報するとともに、寮長の滝田忠雄さん(57)らを呼んだ。 駆け付けた谷さんと滝田さんが女性の脈や意識を確認しようとしたが、できなかったため、寮に備え付けられてあった自動体外式除細動器(AED)を取り出し、パッドを女性の体にあてたところ、人工呼吸と心臓マッサージを行うように指示が出た。 七月に授業で市消防本部職員から救急救命方法を学んでいた谷さんが人工呼吸、滝田さんが心臓マッサージを実施。ほかの四人は到着した救急隊の誘導などに当たった。 女性は病院で意識を取り戻した。五人は「普通の人でもやればできることがわかった」「とっさの判断だったけど、無事でうれしい」などと話している。 |
2007/8/上旬 | 宮城県仙台市 | 三越仙台店前路上 | あり | 三越警備員 | 同左 | 昨年、一命を救われたのは泉区の江戸通博さん(68)。8月上旬に三越仙台店前の路上で急性心筋梗塞(こうそく)で倒れ、三越警備員の加納卓也さん(34)=東松島市=がAEDで電気ショックを与えて心臓マッサージを施した。 救急隊に運ばれ、病院搬送後も厳しい状態が続いたが、20日ほどで退院。 |
2007/8/8 | 佐賀県鹿島市 | 市陸上競技場ホール | あり | 高校生と教職員 | 同左と競技場施設管理者 | ランニング中に心肺停止状態になった男性をAED(自動体外式除細動器)を使用して救命したとして、鹿島高校(鹿島市高津原)の生徒と教員に対する白石署からの感謝状の伝達式が27日、同校で行われた。杵藤地区広域市町村圏組合消防本部によると、一般市民がAEDで救命したのは県内で初めてという。 感謝状を受けたのは、同高陸上部マネジャーで2年の江頭和世さん(16)と、いずれも同部顧問の松永勝広教諭(35)と田雑洋輔講師(24)の3人。 今月8日午前10時半ごろ、同市陸上競技場ホールで、江頭さんがうつぶせになって苦しむ白石署員の男性(48)を発見。松永教諭が男性に声を掛けても反応がなく、瞳孔が開いていたため、競技場事務所で救急車とAEDの準備を要請した。 松永教諭は、市体育協会職員の釘尾学さん(47)と中島正親さん(42)の2人と協力して、男性にAEDで電気ショックを5回与えるなどした。田雑講師はAED使用中に必要な心臓マッサージを施し、部員約25人は競技場入り口から現場まで等間隔で並んで、救急車を誘導。救急車到着時には、男性は自発呼吸を再開し、その後、病院に運ばれたが後遺症もなく21日に退院した。 |
2007/8/7 | 札幌市 | 中央区のスポーツクラブ | あり | 2名の女性インストラクター | 同左 | 8月7日(火)、スポーツクラブで突然心肺停止状態に陥った男性利用者に対し、2名の女性インストラクターがAEDや心肺蘇生法などの救命処置を行い、人命救助を行ったことをたたえたものです。 この男性は、迅速な救命処置によって、脳機能障害もなく完全社会復帰できる状態まで回復しております。 |
2007/8/2 | 神奈川県 | JR武蔵溝ノ口駅前 | あり | 一般市民(主婦)と駅員 | 同左 | 心肺停止になった男性を自動体外式除細動器(AED)で救ったとして、高津消防署は八日、川崎市高津区在住の主婦中村由美子さん(48)に表彰状を贈った。同消防署によると、二日午後九時五十五分ごろ、帰宅途中の中村さんはJR武蔵溝ノ口駅前のペデストリアンデッキで、六十歳代の男性が倒れているのを発見。男性は心肺停止状態で、中村さんは駅員らの協力を得て、心臓マッサージやAEDで心肺蘇生(そせい)を行った。男性は無事、意識を取り戻しすことができたという。 |
2007/7/25 | 千葉県柏市 | 学校の屋外プール | あり | 学校長 | 同左 | 二十五日午前十時十五分ごろ、柏市増尾台三の市立増尾西小の屋外プールで遊んでいた同校五年の女子児童(10)が、水中に沈んでいるのを近くにいた校長(57)が発見した。女児は助け上げられた時、意識不明だったが、校長らが人工呼吸や心臓マッサージなどを実施、自動体外式除細動器(AED)を使用したところ呼吸が回復。肺に水が入っているが命に別条はないという。 |
2007/7/18 | 北海道千歳市 | 路上 | なし | 一般市民の保育士 | 不明 | 心肺停止状態の男性(57)=苫小牧市在住=に救命処置を施し、命を救ったとして、千歳市の小林幸治消防長は七日、いずれも市内豊里三の住吉保育園に勤める保育士、金沢洋子さん(52)と瀬川みづほさん(38)に感謝状を贈った。二人は六月、救命講習会で消防署員から心肺蘇生(そせい)法を学んだばかり。「経験が役立ち、命を救えてよかった」と話している。
二人は七月十八日午前十時四十五分ごろ、同保育園近くの路上で、重機を使って廃車の回収作業中だった男性が、あおむけに倒れているのを見つけ、駆け寄った。
男性に脈拍と呼吸がないことを確認すると、二人で協力して気道確保、心臓マッサージを行う一方、瀬川さんが携帯電話で119番通報した。 市消防本部によると、男性は以前から心臓に疾患があった。現在はまだ、千歳市内の病院に入院しているが、二人の処置が迅速、適切だったため、回復に向かっているという。 市消防総合庁舎で開かれた感謝状の贈呈式では、小林消防長が「救命講習の成果が発揮された。現場での処置から通報、搬送までがうまくいった成功例」と感謝の言葉を贈った。 |
2007/7/9 | 草加市 | 記念体育館 | あり | 一般市民の3名 | 同左 | 3人は7月9日、記念体育館で運動競技中に倒れ、心肺停止状態になった25歳の男性を心肺蘇生法やAEDで処置。男性は数分後に心拍を再開し、その後病院に搬送。現在は無事に退院しています。 |
2007/7/5 | 三重県四日市市 | 中学校 | あり | 教員によるバイスタンダーCPR | 教職員 | 三重県四日市市の市立富田中学校のプールで水泳の授業中におぼれ、意識不明の重体となっていた二年生の男子生徒(13)は五日午前、搬送先の病院で意識を取り戻した。普通に会話ができ、手足にしびれなどもないという。同市教育委員会指導課は「自動体外式除細動器(AED)をはじめとする、迅速で適切な処置が回復につながった」と分析している。 この事故では、プールの底に沈んでいる生徒を見つけた男性教員(46)が、すぐに生徒をプールサイドに引き上げて人工呼吸を開始。授業を担当していたもう一人の男性教諭(32)が職員室に電話で連絡し、職員室にいた教員らがAEDをプールに運び込んだ。 発見から約十分後、女性の養護教諭(27)がAEDを使って心蘇生(そせい)を実施。生徒は心肺停止状態だったが、一回目の使用で脈が戻り呼吸も再開したという。この三分後に救急隊が到着し、生徒は病院に運ばれた。 同市教委はAEDの配備と同時に、市消防本部と連携して各校の教員に救命講習を受けさせた。養護教諭を含め、各校に五人以上は操作ができる教員がいる。 この事故を受け、同市教委はすべての小中学校と幼稚園の長に対し、事故防止の徹底を文書で通知。AEDの操作方法や人工呼吸といった応急手当てについても再確認を求めた。 |
2007/6/15 | 埼玉県さいたま市 | 小学校 | あり | 教員によるバイスタンダーCPR | 教職員 | 15日午後2時10分ごろ、さいたま市中央区本町東の市立与野八幡小学校(桑原裕通校長)で、水泳の授業を受けていた6年生の女子児童(11)が意識不明の心肺停止状態となった。すぐに担任の女性教諭(43)がAED(自動体外式除細動器)を使用して意識は回復。児童は救急車で市内の病院へ搬送され、命に別条はないという。 桑原校長によると、今年の水泳の授業は13日から始まり、この日は2回目。授業は5時間目(午後1時45分〜同2時半)で、女児は準備運動をした後、25メートルをクロールで泳ぎ、さらに平泳ぎで20メートルほど泳いだところで突然、手足をバタバタさせた。隣のコースで泳いでいた別の児童が女児の異変に気づき、女性教諭がプールから引き揚げた。すでに心肺停止状態だったため、女性教諭は近くにいた別の教諭に職員室からAEDを取ってくるように指示。その間、心臓マッサージを繰り返した。 |
2007/5/20 | 山形県鶴岡市 | 旅館 | なし | バイスタンダーCPR 宿泊客の警察官 |
不明 | 鶴岡市戸沢の「湯の瀬旅館」で今月20日、市内の60代の女性客が突然、意識を失って倒れた際、客として居合わせた県警機動捜査隊庄内方面隊主任の斎藤等巡査部長(55)が心臓マッサージをしたところ、女性は意識を取り戻した。この日午後1時35分ごろ、旅館を訪れていた団体客が「仲間が倒れて意識がない。救急車を呼んでください」と助けを求めた。 公休を取り、私用で旅館にいた斎藤巡査部長は、急いで倒れている女性の元へ。女性は意識不明の状態で呼吸も脈拍も感じられなかったため、すぐに心臓マッサージを開始した。1、2分ほどで女性の手が動きだし、しばらくすると会話ができるまでに回復。その後、到着した救急隊員に引き継いだ。女性の命に別条はなく、後日、旅館にはこの女性からお礼の電話があり、斎藤巡査部長には謝意を表すお茶が送られてきたという。現場に居合わせた従業員の伊藤和子さん(50)は「旅館は救急車が来るまで20分ほどかかる場所。たまたま斎藤巡査部長がいてくれて、本当に助かった」と振り返る。 斎藤巡査部長は「警察官として当然のことをしたまで。昨年9月に普通救命講習を受けたばかりでとっさに対処することができて良かった」と話していた。 |
2007/5/13 | 東京都稲城市 | ゴルフ中 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般人の使用 | 稲城市の「よみうりゴルフ倶楽部(クラブ)」で13日、プレー中に倒れた男性(60)=渋谷区=を、キャディーや売店の女性ら3人が、心臓に電気ショックを与える「自動体外式除細動器(AED)」や人工呼吸などで救命した。いずれも2月に稲城消防署であった救命講習を受けており、3人は「受講経験が迅速な活動につながった」と話しているという。 稲城市や同ゴルフ場によると、13日午前10時35分ごろ、同ゴルフ場の15番ホールに向かう途中で男性が突然、倒れた。呼びかけに応じないため、キャディーを務めていた海老沢智恵子さん(53)がAEDが置いてあるそばの売店に連絡。売店からAEDを持ってきた店員の森弘子さん(51)と蘇生処置をした。さらに駆けつけたキャディーマスターの指宿修さん(35)が心臓マッサージと人工呼吸をし、男性は約2分後に呼吸が戻った。男性は病院に運ばれ、「まだ集中治療室にいるが、快方に向かっている」という。 |
2007/5/9 | 山梨県昭和町 | 職場 | あり | 同僚によるスタンダーCPR | 職場の同僚(看護師ら) | 昭和町築地新居の医療機器、医薬品メーカー「テルモ」甲府工場で五月、心肺停止状態になった男性社員(57)が工場備え付けのAED(自動体外式除細動器)で一命を取り留めていたことが四日、分かった。甲府地区消防本部によると、同本部管内でAEDを使った人命救助の事例は初めてという。
同本部などによると、男性社員は五月九日午前八時三十五分ごろ、同工場敷地内で、心筋梗塞(こうそく)を発症、心肺停止状態で倒れた。同社の救命講習会でAEDの使い方を学んだ社員と健康管理室の看護師ら四人がAEDを作動させたり、心臓マッサージなどの応急措置をした。 約二十分後に救急隊が到着した際には、男性は微弱な自発呼吸ができる状態に回復。救急車の中で意識を取り戻した。男性は山梨大医学部付属病院に搬送されて治療を受け、後遺症もなく五月二十六日に退院。四日に職場復帰したという。 同病院は四日までに、同社のAEDのデータを検証し、「AEDを早期に使用したため、男性は一命をとりとめて後遺症も残らなかった」と結論付けた。 甲府地区消防本部は「早期の一一九番通報と近くにいた人によるAED使用、心肺蘇生(そせい)がスムーズに行われたことが救命につながった」と話している。 |
2007/4/30 | 岩手県北上市 | 会議室 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般人の使用 | 岩手県北上市でAEDを使用した救命事例が有りましたのでご紹介いたします。救命されたのは50代の男性で民間企業の会議室で倒れたとの事です。同僚の方のすばやい救命措置と同会議室に有ったAEDを使用して救命に成功されました。病名は、心室頻拍という事です。 |
2007/4/18 | 岡山県津山市 | 道路 | 無し | バイスタンダーCPR | 救急隊のAED使用 | 15日、津山市で行われた「第15回津山加茂郷フルマラソン全国大会」のレース中、男子選手(49)が倒れて昏睡状態に陥り、ランナーとして参加していた医師らの適切な処置で息を吹き返す一幕があった。 居合わせたのは岡山赤十字病院(岡山市)の脳神経外科医重松秀明さん(47)。津山市阿波地区の27キロ地点に差し掛かったところ、選手が倒れて人だかりができ、出場していた消防署員らがレースを中断して心臓マッサージをしていた。 「脈も少なく、呼吸も微弱。危険な状態だった」と重松さん。すぐに消防署員と心臓マッサージを交代。約5分後に救急車が到着し、AED(自動体外式除細動器)で蘇生処置をしたという。 重松さんは救急隊員の依頼で搬送先の津山中央病院(津山市)へ同行。男性は車内で意識を取り戻し、入院した。救急関係者らも「医師が居合わせてくれてよかった」と話している。 |
2007/2/28 | 高槻市 | スポーツクラブ | あり | 従業員 | 同左 | 明治スポーツプラザ・ザバススポーツクラブ デルタにおいて、心肺停止状態に陥った女性を従業員が連携しAED(自動体外式除細動器)による電気ショックなどの救命処置を行い、尊い生命を救った。 |
2007/2/24 | 東京都 | 路上 | 無し | バイスタンダーCPR | 不明 | 二十四日午前十一時ごろ、同社駐車場近くの路上で男性会社員(50)が倒れたのを畑内武美さん(59)が発見、一一九番。山口一生さん(29)と小越さんが心臓マッサージを繰り返し、八分後に到着した救急車内で男性は呼吸や脈拍を回復。現在も入院中だが快方に向かっている。心臓病を患っていたという。同社は、東京消防庁主催の救命講習を社員が継続的に受講しており、小越さんは修了したばかり。 |
2007/2/18 | 愛知県名古屋市 | 地下街 | 有り | バイスタンダーCPR | 職員によるAEDの使用 | 名古屋市中区栄の地下街で昏倒(こんとう)したお年寄りが、通行人や駅員らによる心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)の電気ショックで一命を取りとめた。市営地下鉄の駅に設置してあるAEDが救命につながったのは初めて。 18日午後4時ごろ、栄の地下街を孫と歩いていた男性(79)が意識を失い転倒。通り掛かった看護師の加藤和美さん(54)=尾張旭市=と中学教諭の稲垣正子さん(53)=名東区=が人工呼吸と心臓マッサージをする間、栄管区駅助役の黒田笑加さん(35)が改札付近に設置してあるAEDを取りに走り、除細動(電気ショック)を与えて呼吸や脈を回復させた。男性は救急隊により病院に運ばれ、脈は正常に戻ったという。 |
2007/2/6 | 東京都 | 駅構内 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般市民によるAEDの使用 | 東武伊勢崎線北千住駅で、脈と呼吸がなくなった女性の心肺蘇生に努めた、介護施設に勤める村瀬正行さんと、区スポーツセンター職員の菅野智代さん2人は2月6日の夜10時47分ごろ、駅のコンコースを通行中に突然倒れた女性に対し、人工呼吸や心臓マッサージによる救命措置を行った。 |
2007/1/13 | 東京都 | 駅構内 | 有り | バイスタンダーCPR | 職員によるAEDの使用 | 4人は1月13日の朝8時55分ごろ、乗客からの知らせにより、意識不明の男性をホームで確認。駅構内に設置のAEDを活用するなど連携し、救命に努めた。 |
2007/1/10 | 東京都千代田区 | 路上 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般人の使用 | 平成19年1月10日(水)の早朝、千代田区大手町2−7先のJFE商事ビル前で意識を失って倒れていた男性(50歳代)に対し、知らせを受けた日本ビルの防災センター要員の村松 光広さん、長門 邦夫さん及び柴山 博美さんの3名は、AED(自動体外式除細動器)と救急箱を携えて駆け付けました。倒れていた男性は意識が無く、心臓停止していたため、3名は協力してAEDを使用した心肺蘇生法を救急隊到着まで実施しました。1月12日(金)、この迅速かつ適切な応急手当を実施したバイスタンダーの功労に対し、丸の内消防署長感謝状をおくりました。 |
2007/1/5 | 長野県松本市 | 体育館 | 無し | バイスタンダーCPR | 救急隊 | 信大病院(松本市)は18日、フットサルの練習中に倒れて心肺停止状態になった中信地方の男子中学生が、コーチがすぐ人工呼吸と心臓マッサージをして救急隊、同病院救命救急センターへとつなげた結果、51分後に自己心拍を再開して回復し、近く退院すると発表した。体や脳への後遺症はないという。同病院は「極めて珍しい例。市民による心肺蘇生(そせい)の重要性を示している」としている。 同病院によると、生徒は中2で心疾患がある。5日夜、体育館で突然倒れ、心肺停止状態に。クラブチームの男性コーチ2人がすぐ人工呼吸と心臓マッサージを始めた。 11分後、駆け付けた救急隊員が心臓に電気ショックを与える除細動を行い、心臓マッサージを続けながら同病院救命救急センターへ。救命措置を行うと自己心拍が再開し、同日中に呼吸もできるようになった。 |
2006/12/26 | 新潟県湯沢町 | スキー場 | ホテル設置のAED | バイスタンダーCPR | 宿泊客の救急隊員 | 湯沢町の苗場プリンスホテルで26日夜、マレーシア人の男性宿泊客(67)が心肺停止し、ホテル備え付けの自動対外式除細動器(AED)などによる救命措置で一命を取り留めた。県によると、医療機関や救急車以外に設置されたAEDが実際に役立った例は県内では初めてという。同ホテルによると、男性が同日夜、ホテル内の売店前で突然倒れたところに、宿泊していた埼玉県狭山市消防署の男性消防署員(33)が偶然通り掛かり、ホテル従業員らとともにAEDを使いながら、男性に人工呼吸などを行った。男性は心肺停止から2、3分後に蘇生(そせい)。意識を取り戻し、救急車で近くの病院に搬送された。その後の病状は安定しているという。 |
2006/11/28 | 愛知県大府市 | JR車内 | 無し | バイスタンダーCPR 現場に看護師の存在 |
未使用 | 28日午前6時35分ごろ、JR東海道線の岡崎発大垣行き普通電車の車内で急病人が発生し、共和駅(愛知県大府市)で乗客と救急隊員が救命措置をした。大府市消防本部によると、患者は50代の男性で愛知県豊明市内の病院へ搬送された。 |
2006/11/28 | 北海道札幌市 | 路上 | 無し | バイスタンダーCPR | 不明 | 吉田さんと柳沼さんは、11月28日(火)8時50分頃、中央区大通西11丁目の交差点を横断していた60歳代の男性が、突然倒れて動かなくなったところに遭遇。 吉田さんが119番通報と通行する車両から倒れた男性を守るなど安全の確保に努めた一方、普通救命講習の受講経験がある柳沼さんが、救急車が到着するまで人工呼吸と心臓マッサージをするなど迅速かつ適切な応急処置を行いました。 また、近くの勤務先から看護師の鴨田さんと八十島さんとが駆けつけて嘔吐物の処理などの協力を行いました。 倒れた男性は一命をとりとめ、現在入院中ではあるが、障害もなく完全な社会復帰が見込まれるまでになりました。 |
2006/10/31 | 福岡県福岡市 | マラソン大会 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般市民と救急隊の連携 | 5キロの部に出場した内科医の田中茂さん(31)(北九州市八幡東区)が、折り返し点を過ぎた付近で、倒れている男性に気付いたのは、スタートして約10分後の午前9時ごろ。周りの人たちから沿道に運ばれていた男性が、口をパクパクさせているのが分かった。「死戦期呼吸」という心停止直後の状態で、実際に呼吸はなく、脈も止まっていた。 田中さんが心臓マッサージを始めると、中央署交通2課の井本善之さん(45)が駆けつけ、持参していた人工呼吸用のマスクを使って息を吹き込んだ。さらに、救護スタッフとして参加していた早良消防署の救急救命士鬼木広明さん(45)が、AED(自動体外式除細動器)を使って電気ショックを与えると、間もなく心臓が動き始めた。 9時8分、救急車が到着すると、男性は意識が戻り始め、無事、病院に搬送された。男性はその後の検査で、自覚症状のない心臓疾患が見つかったという。 |
2006/10/24 | 中部国際空港 | 国際線到着ロビー | AED有り | AEDのみ使用 | 職員によるAEDの使用 | 中部国際空港(常滑市)の国際線到着ロビーで、心臓発作で倒れたアメリカ在住のフィリピン人男性(75)を、空港職員が救命した。24日午後6時ごろ、国際線乗り継ぎ保安検査場付近の通路で男性が倒れ、人だかりができているところへ、巡回中の高橋さんが駆けつけた。男性はあおむけで口から泡をふき、間もなく心肺停止状態になった。 高橋さんはすぐ、近くにあったAEDを持ち出し、男性のTシャツをたくし上げて電極を設置し、2回電気ショックを与えた。30秒ほどして男性の自発呼吸が始まり、救急車で市内の病院に運ばれ、翌日に意識を回復した。男性は27日に退院し、帰国した。 |
2006/10/23 | 東京都 | 九段駅付近 | 無し | バイスタンダーCPR | 救急隊 | 佐々木教諭は学校の振り替え休日だった十月二十三日、本を買うため都内に出掛け、地下鉄の九段下駅付近で人だかりを目にした。六十代の男性が倒れ、男性二人が救護しようとしていた。心肺停止状態だったが近くにAED(自動体外式除細動器)がないため、佐々木さんら三人が救命措置を行った。 佐々木さんは二人に心臓マッサージと脈拍の確認を頼み、自身は人工呼吸を救急車が到着するまで続けた。男性は救急隊員からAEDが施され、病院へ向かう救急車の中で呼吸が戻ったという。 |
2006/10/15 | 愛知県豊田市 | 挙母まつり | 民間施設のAEDが近くにあり | バイスタンダーCPR 現場に看護師の存在 |
現場にいた看護師によるAED使用 | 15日午後5時15分ごろ、名鉄豊田市駅前(喜多町2)に差し掛かった山車の腕木を持っていた市内の会社員男性(46)が突然、倒れた。すぐ山車を止めて、氏子や祭りを見ていた人たちが様子を見たが、すでに呼吸は止まっていた。 たまたま祭りを見ていた人の中に、尾張旭市の女性看護師(63)がいた。看護師はすぐに心臓マッサージや人工呼吸を始め、男性は一度は息を吹き返したが、再び呼吸が止まった。看護師は「どこかにAEDはないの」と声を上げたところ、周りの人が約50メートル西のパチンコ店「ZENT駅前店」に備えてあることを教えた。 周りの人たちはすぐに店に飛び込んでAEDを借り、現場に戻って男性の体に装着、動かそうとしたところに救急隊が到着した。救急隊員はAEDを使い、そのまま病院に運んだ。病院に着いたのは男性が倒れてから15分後。それから15分を過ぎて男性は意識を取り戻した。その後、順調に回復しているという。 |
2006/10/11 | 京都府 | JR車内 | 無し | バイスタンダーCPR 現場に看護師の存在 |
未使用 | 京都駅を過ぎてしばらくしたころ、車内に急病人が出たため、医療関係者に協力を求めるアナウンスが流れた。2人が駆け付けると、座席で意識がもうろうとする男性。呼吸や脈も確認できない状態だった。 2人は傍らにいた男性の妻に既往歴などを確認後、男性をデッキまで運び、気道確保や心臓マッサージなどの処置を行った。そのかいあって、緊急停車した志賀駅(大津市)で救急隊に引き継ぐ際には脈や呼吸が戻り、意識も無事回復した。 |
2006/9/24 | 埼玉県埼玉市 | 総合グランド | 有り | バイスタンダーCPR | 現場にいた医師によるAED使用 | 男性は二十四日午後三時十分ごろ、同市桜区の荒川総合運動公園グラウンドで、サッカーの試合中、前半開始直後に突然倒れた。応援に来ていた婚約者の呼び掛けにも反応がなく、チームメートの慶応義塾大学病院放射線科の山田祥岳医師(29)が診たところ、心肺停止で意識不明の状態。すぐに人工呼吸と心臓マッサージを始めたが、みるみるうちに体は青ざめ、瞳孔も開き、同医師は「もう駄目だと思った」と振り返る。 「近くにAEDはないか」。山田医師の問い掛けに、仲間が五百メートルほど離れた公園事務所に走ると、そこには四日前に設置されたばかりのAEDが。男性の体に装着するとすぐさま自動で電気ショックが与えられ、呼吸と脈拍が戻ったという。救急車は通報から約五分後の午後三時十八分に到着したが、この間の適切な処置が男性の人生を大きく左右した。 男性はその日のうちに意識を回復。現在も集中治療室で治療を受けているが、脳などへの後遺症も心配はなく、通常通りの食事や会話、自力歩行も可能という。「心室細動には電気ショックが必要だが時間の勝負。搬送後では間に合わないケースも多い。まさかAEDがあるとは思わなかったので驚いたが、彼には幸運だった」と山田医師。 |
2006/9/24 | 新潟県新潟市 | 公園 | 無し | バイスタンダーCPR | 救急隊によるAED使用 | 平成18年9月24日午前10時頃、南出来島2丁目山の前公園に子供連れで来ていた近所の主婦杉本園子さんは、公園内で清掃をしていた人が倒れるのを目撃、声を掛けても反応がないため、119番に通報。その様子をたまたま付近で見ていた会社員堀幸子さんが直ちに駆けつけて来ました。 二人は、消防局指令課員の電話による指示を受けながら、倒れた人を観察し、救急車が到着するまでの約8分間、二人で協力しながら、交替で懸命に心肺蘇生を実施しました。 救急車が到着し、心電計(除細動器)で心室細動を確認したため、直ちに電気ショックを実施したところ、心拍・自発呼吸、共に再開しました。そして、倒れた人はこの献身的なお二人の救命活動の結果、病院入院後平成18年10月下旬には無事に社会復帰を果たしました。 |
2006/9/10 | 東京都 | 三田線千石駅 | 駅設置のAED使用 | 駅職員によるCPR | 職員によるAEDの使用 | 都交通局によると、女性は70歳ぐらい。10日午前10時半ごろ、千石駅改札口付近で倒れた。意識がなく心肺停止状態で、同駅の片山敏博助役(52)らがAEDを使用し、心臓に電気ショックを1回与えた。心臓マッサージと人工呼吸も行い脈拍、呼吸が回復。到着した救急隊により近くの病院に搬送された。 |
2006/9/9 | 瀬戸市 | 自宅 | 無し | バイスタンダーCPR | 救急隊によるAED使用 | 平成18年9月9日(土)午後11時40分ごろ、市内西谷町72番地の11にお住まいの平岩麗子さん(当時58歳:写真中央)が、自宅で急に意識を失い、心肺停止状態になりました。普段はご主人と2人住まいですが、たまたまこの日は「せともの祭」で娘夫婦が帰省していました。麗子さんの異変に気づいたご主人は、急いで娘夫婦に知らせ、駆け付けた義理の息子(喜多村 努さん、33歳:写真左)が状態を確認し、意識がないため妻に119番通報をさせると同時にCPR(人工呼吸と心臓マッサージ)を開始しました。通報から約7分後、救急隊が到着し、喜多村さんから応急手当を引き継ぐと同時に傷病者の状態を観察すると、依然として心肺停止の状態は変わりません。CPRを継続しながら除細動(電気ショック)を3回実施、気道確保用LM(気管の手前まで挿入するチューブ)を挿入し、公立陶生病院へ搬送されました。病院到着後も容体に変化は見られませんが、人工心肺を接続後、呼吸、脈拍が再開し、手足を動かせるようになり、3日後には意識も回復しました。このような救命の連鎖(通報から医療処置まで絶え間なく続くこと)が成功した結果、平岩麗子さんは現在、ほとんど障害も残らず、退院することが可能になりました。 |
2006/9/7 | 坂出市 | 市立林田小運動場 | 有り | 無し | 救急隊によるAED使用 | 今年5月、坂出市の市立林田小運動場で突然倒れた保護者の女性(39)に、人工呼吸などを施して人命救助にあたった同小教諭ら3人に7日、市から表彰状が贈られた。女性は3人の機敏で適切な救命処置のおかげで、後遺症もなく回復、社会復帰している。3人は5月9日、運動会の練習後に倒れた女性に対し、直後から人工呼吸や心臓マッサージをした。女性は意識不明だったが、約7分後に駆けつけた救急救命士がAED(自動体外式除細動器)を使いながら救急搬送。女性は約1カ月入院したが、今は元気に日常生活を送っている。 |
2006/8/27 | 山口県周南市 | ゴルフ場 | AED有り | バイスタンダーCPR | 一般市民 | 男性33歳がゴルフのラウンド中に倒れ,いち早くAEDによる除細動や心肺蘇生法を実施,後遺症なく社会復帰された。 |
2006/7/31 | 宮城県柴田郡 | 自宅 | 無し | 家族によるCPR | 救急隊 | 昨年7月下旬の夜、夫(32)が重度のめまいを訴え突如、茶の間のテーブルに突っ伏した。共働きの妻(30)は、夫の顔が土色に変わるのを見て、気道を確保して人工呼吸を開始。幸い、救急車を待つ間に心拍、呼吸ともに回復し、事なきを得た。 妻は2005年10月、仙南地域広域行政事務組合消防本部の救命講習会を受講し、自動体外式除細動器(AED)の扱い方を含めたCPRを一通り覚えた。それでも「パニックになり、鼻をふさがないで人工呼吸をしてしまった。人形でやってみたのとは大違いだった」と振り返る。 夫は入院し、「突発性心室細動」と診断されたが、8月上旬に退院した。 |
2006/7/28 | 山口県山口市 | 運動中 | AED有り | バイスタンダーCPR | 一般市民 | 運動中に倒れて心肺停止状態となった山口市の女性(25)に、自動体外式除細動器(AED)を使って応急手当てし、人命救助を行った山口市教育委員会阿知須教育支所生涯学習課の小野村真治さん(45)と柳井哲夫さん(29)に十一日、宇部市消防本部(矢野洋司消防長)から消防協力者表彰が贈られた。民間人によるAEDを用いた救命事例は、県内で初めて。 |
2006/7/9 | 埼玉県草加市 | 記念体育館 | 有り | バイスタンダーCPR | 一般人の使用 | 7月9日、記念体育館で運動競技中に倒れ、心肺停止状態になった25歳の男性を心肺蘇生法やAEDで処置。男性は数分後に心拍を再開し、その後病院に搬送。現在は無事に退院しています。 |
2006/6/8 | 長野県松本市 | 登山 | 無し | バイスタンダーCPR | 信州大医学部付属病院(長野県松本市)は8日、今年4月に長野県の北アルプスで遭難し、3時間近く心肺が停止した埼玉県鴻巣市の男性(29)が回復し、今週中にも退院すると発表した。同病院の岡元和文救命救急センター長は「心肺停止から回復した例としては国内で最長ではないか。同じような患者の命を守ることが出来るという貴重な例になった」と話している | |
2006/4/16 | 北海道札幌市 | 屋内競技場 | AED有り | バイスタンダーCPR | 職員によるAEDの使用 | 16日午後零時15分頃、札幌市西区宮の沢屋内競技場で、後志管内倶知安町の五十歳代男性が、ソフトテニスの試合中に突然倒れ、心配停止状態に成った。同競技場職員菅野陽一郎さん(27)が119番通報する一方、施設に有るAEDを使って2回電気ショックを与えたところ、心肺が再開したという。男性はその後救急車で運ばれ市内の病院に入院。病状は安定しているという。 |
2006/3/16 | 東京都 | 大江戸線駅 | AED有り | バイスタンダーCPR | 職員によるAEDの使用 | 駅で尊い命が救われた。東京都新宿区の都営大江戸線の都庁前駅内で十六日、自動体外式除細動器(AED)を使った駅員の迅速な手当てで、心肺停止だった都内の男性(65)が一命を取り留めた。AEDは心臓に電気ショックを与え、心機能を回復させる機器だが、対応が遅れると救命率が下がる。一般人のAEDによる救命は都内では初めてといい、時間との勝負に、駅員たちは「訓練の成果が出た」と話している。 男性が駅のエレベーター付近で倒れたのは十六日午後一時二十五分ごろ。都交通局都庁前駅務管理所の堀口定和副所長(57)ら駅員四人は男性に心臓マッサージを繰り返しながら、一月に駅に設置したばかりのAEDを使うことを決断した。 |
2005/11/30 | 徳島県 | 同じ高校 | 学校設置のAED使用 | 教職員によるCPR | 教職員 | 休み時間中に教室で同級生と会話していた生徒が、床に置いていた荷物を取ろうと姿勢をかがめたときに様子が急変した。駆けつけた養護教諭は、生徒が心肺停止状態になっていることを確認して蘇生法を施した。同時に、教頭がAEDが有効な状態と判断。体育教官室に置いてあったAEDが生徒のもとに届けられ、養護教諭がAEDの電極パッドを生徒に装着してスイッチを入れた。AED使用と同時に生徒から、うめき声が漏れた。通報で到着した救急隊員が心肺蘇生を続け、生徒は病院に搬送される途中で息を吹き返した。意識はなく予断を許さなかったが、治療の結果、生徒の命は救われた。 |
2005/10/30 | 相模原市 | 総合体育館 | AED有り | バイスタンダーCPR | 一般市民 | 女性は十月三十日、相模原市総合体育館であったダンススポーツ競技大会に出場。午前十一時二十五分ごろ、予選のダンスを終えたところで突然倒れ、心肺停止状態となった。八人は協力して女性に人工呼吸を施した後、体育館に配備されたAEDで電気ショックを与え、心肺機能を回復させた。女性は現在、歩行可能な状態まで回復しているという。表彰式で矢島博消防長は「ためらわずにAEDを使っていただいたのが人命救助につながりました」と謝意を示した。 |
2005/10/20 | 熊本県 | 民間プール | AED有り | バイスタンダーCPR | 職員によるAEDの使用 | 熊本市長嶺にある『ながみねファミリーYMCA』。で10月20日午前10時45分頃起きた。67歳の女性が屋内プールでのレッスン中、突然意識を失った。周りにいたインストラクターなどが急いでプールから引き上げ容態を確認したところ女性は心肺停止状態。心肺停止から何も蘇生法を施さない場合4分で生命が危険な状態に陥ると言われている。こうした中職員の連携プレーとこのAEDが女性の命を救った。 |
2005/4/30 | 徳島県 | 同じ高校 | 無し | 教職員によるCPR | 救急隊 | 体育館で部活動中(バスケット)の生徒が突然倒れた。治療した医師らによると、胸への衝撃か何かで、生徒は心臓がけいれんする心室細動状態になったとみられる。体育館にいた部活指導の教員二人が協力して心肺蘇生を行った。まだ同校にAEDはなく、教諭は心臓マッサージや人工呼吸を繰り返し、到着した救急隊によるAED使用で生徒は息を吹き返した。 二人の生徒は、これまでに大きな病気になったことがなかった。二人は倒れてから三十五−五十日後に退院し、元気に学校生活に復帰している。 |